認知症対応、明るく元気に うるま市で「こかげ」が寸劇、100人学ぶ


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認知症の症状や接し方について劇で披露した市民芸術劇場付属演劇集団「こかげ」=1月27日、うるま市健康福祉センター「うるみん」

 【うるま】うるま市社会福祉協議会(平川崇賢会長)は1月27日、認知症の症状や接し方などについて学ぶ「地域力アップ支え合いのまちづくり講演会」を市健康福祉センター「うるみん」で開催した。講演会では、市民芸術劇場付属演劇集団「こかげ」の芝居「トキおばぁのお宅へめんそーれ~認知症高齢者への接し方」と題し、寸劇を披露した。地域の民生委員や関係団体など100人余りが参加し、劇を見ながら認知症について学んだ。

 劇では、認知症の症状を事例として披露した。認知症高齢者の徘徊(はいかい)症状が見られた場合には、ともに散歩する、玄関にベルを付ける、住所や連絡先などを衣服に記入しておくなど注意すべき事項を紹介した。

 劇の最後には「介護は24時間、365日昼夜関係ない。一人一人が健康で明るく元気に接することが、介護される人にとっても幸せだ」と締めくくった。