豊漁や健康、タマンみこしに願う 平安座島でサングヮチャー


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
タマンのみこしを担ぎ、ナンザまで行進する島民たち=31日午後2時すぎ、うるま市与那城の平安座島

 【平安座島=うるま】旧暦3月3日に当たる3月30日から3日間、豊漁や海の安全、健康などを祈願する「サングヮチャー」が、うるま市与那城の平安座島で行われている。中日(ナカヌヒー)となった31日には、島民の無病息災などを願う「トゥダヌイユー」と「ナンザモーイ(ナンザ拝み)」が島内で開かれた。各地から、伝統行事を見ようと多くの人が駆け付けた。

 「ナンザモーイ」では、手作りのタマン(和名・ハマフエフキ)のみこしを島民が担ぎ、沖合約700メートル先の岩の島、ナンザまで行進、島の発展などを祈願した。
 平安座島出身の高校生、上里陽海(よう)さん(15)は「島の伝統行事が残っているのは、誇らしいことだと思う。毎年なるべく参加するようにしている」と話した。