地域

健康教室「いっぺがはまやびた」 金武言葉で修了証

しまくとぅばの修了証書を作った与那城未裕さん(前列右から2人目)ら=10日、金武町総合保健福祉センター

 【金武】「いっぺがはまやびた」―。膝の痛みや腰痛、認知症の予防のための金武町地域包括支援センター主催の「ちゃーがんじゅう教室」の参加者約50人にこのほど、修了証書が交付された。65歳以上を対象にした体操教室で、参加者は週に1回、運動に励んだ。金武のしまくとぅばで「大変よく頑張りました」と書かれた修了証書に、お年寄りらは満足そうな表情を見せたという。

 修了証書を作ったのは同センターの与那城未裕さん(25)。昨年度に開催されたちゃーがんじゅう教室に通うお年寄りらへのねぎらいの気持ちを示そうと修了証書の授与を思い付いた。


しまくとぅばの修了証書(与那城さん提供)

 修了証書を作る過程で、上司から「しまくとぅばを使ってみては」と助言を受けた。「地元のしまくとぅばを使えば、参加した人たちにもっと喜んでもらえるかもしれない」。与那城さんは地域の高齢者に指導を受けながら文章を作成。金武町包括支援センター初となるしまくとぅばの「修了(おわい)証書」が完成した。

 与那城さんは「地域の先輩方と十分にコミュニケーションが取れた」と顔をほころばせる。3月末と4月上旬に参加者にそれぞれ修了証書を手渡した。修了証書を受け取った高齢者らは一様にうれしそうな表情を浮かべ、「ちゃんと金武の言葉を使ってるね」「金武の言葉で書かれた修了証書を初めて見たからびっくりした」と話す人もいたという。

 金武町文化協会しまくとぅば部会の山城清盛部長は「しまくとぅばを若い人が使うことで高齢者も喜ぶ。会話が生まれ、良い循環が生まれる」と金武町包括支援センターの取り組みを評価した。(友寄開)