兄ちゃんと一緒に金メダル 仲底愛華さん(8) ニライカップ優勝


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 姉と兄が汗を流す姿に憧れ、5歳からレスリングを始めた仲底愛華さん(8)=曙小3年。レスリングクラブの「てだこJr」に所属し、4人きょうだい全員で週2回、練習に打ち込んでいる。

 体は丈夫な方ではなく、生後10カ月で心臓の手術も受けた。両親は当初「身体能力の向上になれば」と思っていたが、愛華さんはめきめきと実力を付けていった。先月も沖縄少年少女レスリング・ニライカップ大会25キロ級(小学3・4年生の部)で優勝。大会に出場するたびに、ほぼメダルを持ち帰ってきた。

 練習の厳しさに泣いてしまうこともあるが、それでも「レスリングは楽しい」と前向きだ。7月の全国少年少女レスリング選手権大会への出場も決まっている。「全国大会は緊張するけど、兄ちゃんと一緒に金メダルを取るよう頑張る」と頂点を見据えている。