警官、飲食代強要か 後輩に、被害100万円超 宜野湾署


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 宜野湾署の30代男性巡査部長らが複数の後輩警察官に対し、無理やり飲食代を支払わせていたなどの疑いがあるとして、沖縄県警監察課が調査を進めていることが11日分かった。県警関係者によると、後輩警察官に支払わせた被害総額は100万円以上に上る。恐喝や強要などの違法行為が確認されれば立件の可能性もあるという。

 県警関係者によると、巡査部長は数年前から、複数の後輩警察官らと居酒屋などで飲食を共にする際、代金の支払いを後輩警察官にさせていた。巡査部長は「普段、仕事を教えているだろ」などと話して支払いを強要していたという。複数の後輩警官に自分と同じ高級腕時計を購入するよう要求したとの話もある。被害に遭った警察官は10人以上に及ぶという。

 後輩警察官が上司に相談し、巡査部長の行為が発覚した。巡査部長は現在出勤せず休職している。県警監察課が被害関係者や上司からの聞き取りなどを実施しており、事実関係が確認されれば、処分を課す方針だ。