80人、一筆入魂 九州高文祭 書道部門


社会
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席上揮毫大会で書道作品を制作する高校生ら=16日、那覇市の県立武道館

 県内で開催されている「第1回全九州高校総合文化祭沖縄大会」(主催・九州高校文化連盟、県高校文化連盟)で16日、書道部門の席上揮毫(きごう)大会が那覇市奥武山の県立武道館で開かれた。各県代表の生徒80人が参加し、集中した様子で筆を執り練習の成果を紙に表現した。

 席上揮毫大会では制限時間2時間以内で指定された課題の中から漢詩や短歌を一つ選び、紙に書き上げる。制作した作品は審査の上、1~3位を決める。生徒らは開始の合図の後、一斉に課題の入った封筒を開いて確認し、大きな紙に筆を走らせていた。観覧席では引率の教員らが静かに見守った。

 大会開始前、浦添高校3年の長谷川汐音(しおね)さんは「練習の成果を発揮できるように頑張りたい」と意気込んだ。大分県の中津北高校3年の山本麻依さんは「上手な人ばかりの大会だが、集中して自分らしい作品を仕上げたい」と笑顔で語っていた。