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大腸がんの早期発見目指す
海風クリニック
羽地 周作 院長

羽地 周作 院長

―病院の特徴を教えてください。

 2017年6月に地元中城村南上原に開院しました。専門である消化器・内視鏡内科を中心に、内科、外科、大腸・肛門外科などの診療しています。糖尿病や高血圧など生活習慣病の治療にも力を入れています。特に大腸がんの死亡率全国2位という沖縄の状況を変えたいという強い思いを持ち、診察・治療に当たっています。地域のかかりつけ医として信頼される病院を目指しています。

―ご専門の大腸がん治療について教えてください。

 当院では大腸がん、胃がんの早期発見に向け、大腸カメラ、胃カメラ検査をご提供しています。2センチ以下の大腸ポリープ、初期の粘膜内がんならば、検査中に内視鏡で切除することも可能です。

 大腸がんは他のがんに比べて生存率が高く、早く発見できたら高確率で治る病気です。しかし、沖縄県では依然多くの方が大腸がんで亡くなっています。その要因の一つに特定検診やがん検診の受診率の低さが挙げられます。病識を深め、検診の大切さを広く知っていただくため、地域の公民館などで医療講話を開くなど、啓蒙活動にも力を入れています。開腹手術の前段階での早期発見を心がけていますが、病状が深刻な場合は連携している基幹病院へ速やかにご紹介しています。
 

大腸カメラを操作する羽地周作院長

―プライマリーケアにも力を入れています。

 地域のかかりつけ医として、内科的、外科的分野を問わない幅広い医療の提供が大切だと考えています。適切な治療を行うため、必要があればエコー検査やレントゲン検査を実施し、深刻な病気が隠れていないかを判断しています。初期判断の精度を高めるため、専門の消化器内科以外でも体系的に診断できるよう内科、小児科、漢方治療、肛門外科など県内外の病院で経験を積みました。地域の方が安心して受診できるよう日々努力を重ねております。

―健康長寿復活への提言を。

 健康寿命を延ばすには、健康診断の受診率を上げ、異常があった場合は速やかに精密検査を受けるなど、健康に対する危機意識を持つことが大切です。運動や食事など生活習慣を変えない限り、沖縄の健康長寿が戻ることはありません。来院した方や医療講和の受講者へ受診を呼びかけています。大腸がんは早期に発見できれば治る病気です。早期の発見・治療を促し、沖縄から大腸がんを撲滅することが私の使命だと信じ、地域医療に貢献したいと思います。

 

海風クリニック

住所

〒901-2424 沖縄県中頭郡中城村字南上原1005-2

TEL

098-870-3322

診療時間

午前 9:00~12:30
午後 14:00~18:00

休診

水曜日、日曜日、祝祭日、12月31日~1月3日