沖縄の「中味汁」ポテチに カルビーが限定販売


この記事を書いた人 琉球新報社

 カルビーの伊藤秀二社長が5日、沖縄県庁に富川盛武副知事を訪ね、沖縄のご当地ポテトチップスとして開発した「中味汁味」を贈呈した。19日から九州・沖縄地域のスーパー、コンビニで数量限定で販売する。

カルビーが沖縄の味として開発したポテトチップス中味汁味

 かつおだしの味わいをベースに豚モツの風味とショウガを加え、沖縄のお祝い事に欠かせない中味汁の味を再現した。パッケージは琉球紅型柄や沖縄観光PR大使・花笠マハエのキャラクターを取り入れ、沖縄らしさを演出している。

 県庁職員とのワークショップを重ねて1年かけて開発した。ニンジンしりしり味、あんだんす(油みそ)味の案の中から、再現度の高さや沖縄の人により親しみがある料理として中味汁味に決まった。

 伊藤社長は「われわれでは考えつかない味が開発できた。味からデザインまで全面的に沖縄応援になっている」と語った。富川副知事は「観光客にも食してもらって、アジアに出していけるといい」と語った。

 カルビーは地域活性化を目指す企画「ラブ ジャパン」の一環として、地域の特産やグルメといった「地元ならではの味」を再現する47都道府県別のポテチを開発、販売している。

 1袋55グラムで、店頭想定価格は税込み120円前後。