はしか感染65人に 沖縄県内新たに2人


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 沖縄県地域保健課は19日、新たに30代の女性2人に麻疹(はしか)の感染が確認されたと発表した。県内では4年ぶりとなるはしかの感染が3月下旬に確認されて以降、患者は計65人となった。そのうち1人は医療従事者で、はしか患者の対応をしてうつったとみられる。医療従事者の感染が確認されたのは初めて。

 14日に検査結果が出たうるま市の30代の男女も、医療機関を訪れて感染した可能性があることも判明。院内でうつったと見られるケースは、これまでに計5人になる。県ははしかの可能性がある場合は、受診前に医療機関に連絡し指示を受けるよう呼び掛けている。

 新たに判明した2人は、いずれも那覇市在住。医療従事者の女性は3月29日にはしか患者と接し、5日後に予防接種を受けた。女性の接種歴は計3回で、症状が軽く周囲への感染力も弱い「修飾麻疹」という。これまで発症した65人のうち、修飾麻疹は19人だった。