はしかで沖縄旅行取り消し急増323人 業界、26日対策検討


この記事を書いた人 Avatar photo 高良 利香

 沖縄県内ではしか(麻疹)の影響とみられる旅行のキャンセル件数が20日時点で計323人に上ることが、県観光振興課のまとめで分かった。前日比148件増と大幅に増えており、黄金週間を前に観光業への影響を懸念する声が強まっている。沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)などは、観光業界関係者などを集めた緊急対策会議を26日に開く。

 OCVBによると緊急会議となる「沖縄観光コンベンション推進協議会」が開かれるのは、2011年に自衛隊機が滑走路を逸脱した際に開かれて以来。約30団体が参加予定で、県やOCVBなどが対応状況を説明する。各団体が課題を洗い出し、対策を検討する。

 県観光振興課は19日、教育旅行民泊を受け入れている観光協会などに対し、2回のワクチン接種歴がないなど感染可能性がある受け入れ民家の人を対象に、予防接種を受けるよう求める文書を発送した。

 はしかに関する質問窓口を整理し、沖縄への来訪や修学旅行に関する相談は県観光振興課、またはOCVBへ、はしかに関する最新情報は県地域保健課のホームページ、はしか患者発生状況や病状、予防に関する質問は県地域保健課に問い合わせるよう求めている。

■はしかに関連する沖縄への来訪・修学旅行に関する相談は

沖縄県文化観光スポーツ部観光振興課
電話 098(866)2764(午前8時半~午後5時15分、土日も対応可)
メール aa057137@pref.okinawa.lg.jp

沖縄観光コンベンションビューロー
電話 098(859)6126(平日午前8時半~午後5時15分)
メール kikikanri@ocvb.or.jp

■はしかに関する最新情報、病状・予防などに関する質問
沖縄県保健医療部地域保健課
電話 098(866)2215(平日午前8時半~午後5時)
http://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/chiikihoken/index.html