8日に死去した沖縄県知事、翁長雄志さんの急逝を悼む県民のため、県は10日午前10時から県庁や県内各地の合同庁舎などに追悼記帳所を設置した。
県庁では設置直後から県民が訪れ、それぞれ翁長さんへの思いを筆にしたためた。翁長さんと同じ地元で学生時代からの友人だったという中村啓子さん(75)=那覇市首里=は、感謝の気持ちを伝えたくて記帳した。
中村さんは時折言葉を詰まらせながら「歴代このような方はいなかった。本当に素晴らしい知事を亡くしたことが惜しい。安らかにお休みください」と述べ、翁長さんとの別れを惜しん
だ。
記帳できる場所は県庁1階県民ホールと東京事務所、宮古合同庁舎2階宮古事務所総務課横、八重山合同庁舎1階ホール、北部合同庁舎1階ロビー、中部合同庁舎1階ロビー。
開庁日の午前10時から午後4時の間、受け付ける。【琉球新報電子版】