在日米軍の特権につながる日米地位協定の運用実態に迫った本紙連載「駐留の実像」を書籍化した「この海、山、空はだれのもの!?米軍が駐留するということ」(琉球新報社編集局編著)がこのほど、高文研(東京)から出版された。島袋良太記者を中心とした連載は2017年11月19日付~18年6月9日付紙面で展開したキャンペーン報道。今年の第18回石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞(公共奉仕部門)に選ばれた。
取材では日本と同じく米軍が駐留するイタリア、ドイツとも比較し、米軍の事件事故や航空機騒音、環境汚染などの問題で日本は主権を十分に行使できず、住民生活が脅かされている実態を浮き彫りにした。
全国の書店で販売する。価格は税別1700円。