自民県連 県民投票「3択」に同意も…一部議員が反発


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 29日の沖縄県議会臨時議会に県民投票条例の改正案が提出されることを受け、自民党県連は28日、県議会会派室で議員総会を開き、臨時議会での対応について協議したが結論は出ず、29日も引き続き協議することを確認した。自民は24日の各派代表者会議で、新里米吉議長が提案した賛否2択の選択肢に「どちらでもない」を加えた3択に増やす改正案に同意することに同意したが、一部議員から根強い反発があり、県連執行部が説得に当たっている状況だ。

 議員総会終了後、記者団の取材に応じた島袋大幹事長は「まだ説明が足りない部分もあるので、29日の米軍基地関係特別委員会も含めて議論したいと思っている。委員会の議論を踏まえてしっかりと自民党としての結論を出す。引き続き明日も協議に入る」と語った。

 県連関係者によると、複数の県議が3択に反対しており、採決の際に一部議員が退席する可能性もあるという。24日の各派代表者会議では、照屋守之県連会長が一任される形で議長案に同意する考えを表明。同じ関係者によると、県連には支持者や市町村議員らから照屋会長に対する批判の声が寄せられているという。