米軍ヘリからの落下物と認める 米海兵隊「人身や財産に脅威与えない」と安全性強調 沖縄県は飛行停止求める


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中学校のテニスコートに落下したゴム製部品=4日、浦西中学校

 4日午後3時半ごろ、浦添市立浦西中学校のテニスコートで米軍機からの落下物とみられる重さ約20グラムのゴム製部品が発見された問題で、米海兵隊は5日、米軍普天間飛行場所属のCH53Eヘリコプターのプロペラの部品と認めた。また、米海兵隊は防衛省からの照会に対し、部品落下の事実を認め、部品の大きさや重さから「人身や財産に脅威与えない」と安全性を強調した。

 報道陣の取材に応じた謝花喜一郎副知事は「米軍におけるヘリコプターの整備や管理が不十分と断じざるを得ない。県民生活に大きな不安を与えるものであり、極めて遺憾だ」と憤りをあらわにし、米軍に対し、事故原因の究明と公表、事実関係が明らかにされまでの間、飛行自粛を求める意向を示した。【琉球新報電子版】