沖縄県の那覇軍港内の海底から11日午前8時すぎ、米国製の500キロ爆弾1発が見つかった。米軍の依頼を受けて海上自衛隊沖縄基地隊が12日、沖合5キロの那覇空港第2滑走路建設地付近に不発弾を移動させ、海底で保管している。
那覇市防災危機管理課によると、米軍基地内で不発弾が発見された場合は基本的に米軍が処理する。米軍の要請があれば市や自衛隊、消防による協議会を立ち上げて対応を話し合うという。市によると、那覇軍港から不発弾が見つかるのは初めて。不発弾は長さ約150センチ、直径約50センチ。米軍からしゅんせつ工事を受注した業者が作業していたところ、しゅんせつした土砂の中から発見された。磁気探査を行った業者によると、岸壁から5メートル内は岸壁中の鉄筋などの影響を受けるため探査が不可能だった。不発弾はその範囲から出た可能性もあるという。