窓落下事故があったばかりなのに…変わらず訓練、夜間飛行も 普天間飛行場


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
最大88・8デシベルの騒音を響かせながら着陸するMV22オスプレイ=29日午後10時40分、宜野湾市の米軍普天間飛行場

 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターの窓落下が判明したにもかかわらず、普天間飛行場では外来機や常駐機による通常訓練が続けられ、30日にCH53の飛行はなかったが、常駐するAH1やUH1などが離着陸し、夜間飛行する様子もあった。市の基地被害110番に市民から苦情が相次いでいる。

 窓落下が起きた27日夜は、外来機のP8A対潜哨戒機が35回にわたりタッチアンドゴーを繰り返した。市は沖縄防衛局に対し、市民生活に配慮するよう口頭で申し入れた。

 28、29日は輸送機MV22オスプレイが騒音防止協定外の午後10時すぎに着陸。県と市の騒音測定では、上大謝名公民館で29日午後10時38分に最大88・8デシベルの騒音を発生させた。市民からは「うるさくて夜も眠れない」などの声があった。