ネコグッズで愛護活動 浦添港川「ぼくとねこ展」


社会
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 県内のネコ好きアーティストらによるネコを題材にした作品の展示販売企画展「ぼくとねこ展」が浦添市港川にある外人住宅街の2店舗で開かれている。30日まで。展示会は野良猫の殺処分ゼロ啓発も目的としており、売り上げの一部はネコの不妊去勢手術などに取り組む琉球わんにゃんゆいまーるに寄付する。

 開催は3回目。2017年の1回目から会場の雑貨店「Proots」が小物や焼き物などの雑貨、今回加わったカフェレストラン「rat&sheep」ではイラストやアートをそれぞれ展示販売している。

 発案者の一人で自身もアートを出品しているのがぐりもじゃ・サスケさん(41)。開催以来、人と動物が共生する社会を目指す取り組みに関わるようになった。現在はネコのふんなどのごみ清掃や殺処分ゼロを目指す団体のパンフレットデザインなどの活動を積極的に続けている。

 ぐりもじゃ・サスケさんは「展示会を通して殺処分をゼロにするための活動に興味を持ち、参加してくれる人が増えたらうれしい」と話した。Proots店主の萩原悠さん(35)は「多彩な作品がそろい、ネコ好きにも喜んでもらっている。多くの人に見に来てほしい」とアピールした。21日にはProotsで犬猫譲渡会や講演会、28日にはヤギフミトモLIVE(有料)がある。問い合わせはProots(電話)098(955)9887。

ネコに関する雑貨などを展示販売している「ぼくとねこ展」メイン会場と店主の萩原悠さん=浦添市港川のProots
飼い猫を題材にした作品を出品しているぐりもじゃ・サスケさん=「rat&sheep」