【中国時報】米留学希望者が香港進学志向へ


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 ドル安による奨学金の目減りと不況のあおりを受け、アメリカ留学希望者の香港進学志向が高まっている。先月、香港科学技術大学が行った入学説明会には、中国や台湾から200人が出席。アメリカに比べ学費が格段に安い上、国際的な環境で学べると人気を高めている。

 昨年度の中国からの志願者は、4600人。筆記と面接が課され、合格者はわずか130人という狭き門だが、アメリカの大学の学費が1600万円を超える場合もあるのに対し、香港の大学は約400万円と格安。大学の国際的評価も高く、英語による授業も人気のポイントだ。
 台湾向けの学生募集は、昨年度から開始。25人が受験し、3人が合格。中国の学生に比べ、台湾の学生は比較的入りやすいため、今年は志願者増を見込んでおり、3月には初めて台湾で入学説明会を実施する。