春先からゴールデンウイークにかけて、那覇一文字ではタマンが数釣れることが多い。狙い方はオーソドックスなぶっ込み釣りに加え、カゴ釣りや、フカセ釣りでも狙え、毎年このシーズンを楽しみにしている釣り人も多い。
4月1日、フカセ釣りの名手で沖磯連・魚遊会の幸地正人さんは、釣り仲間4人とタマン狙いで朝5時に那覇一文字北防波堤に渡った。この日は、他の釣り人が大物を掛けては3回もバラシ。その引きを見て、大型のカツオが回遊していると察した幸地さん、棚をタマン狙いの底からカツオ狙いの中層~上層に変えてから3投目にヒット。
竿を引ったくるような強烈な引きで4号竿を曲げ、沖に向かって10メートルから15メートルを引き出して止まると、今度は右に左に逃げ回るが巧みな竿さばきで10分ほどで足元まで寄せた。しかし、タマン用に用意した落としタモに大型のカツオはなかなか入れることができず、四苦八苦して15分ほども掛かってしまった。
堤防まで引き上げると、真ん丸と太ったスマガツオはベテランの幸地さんも初めて見る大物。これが県記録となる重量6・9キロのカツオで、現在記録申請中。
安全を第一にマナーを守って釣りを楽しもう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)