希望の未来へ前進 一足早く成人式


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門出を祝い、乾杯する興南高校野球部OBの新成人ら=3日、那覇市の興南学園体育館

 興南学園(我喜屋優理事長)の中学校21期生、高校47期生の成人式・祝賀会が3日、那覇市の同学園体育館で開かれた。新成人の有志と同窓会が企画し、2010年に興南高校野球部で甲子園春夏連覇を果たしたメンバーら約200人の新成人が出席した。

新成人たちは、選手としての成長など社会人としての決意を新たにした。
 式典では、甲子園優勝当時、キャプテンを務めていた我如古盛次さん(20)=立教大2年=が新成人代表であいさつ。「社会人として私たちはまだまだ未熟だが、新成人として責任ある社会人としての決意を示し、希望ある未来に向けて日々精進していきたい」と力を込めた。
 エースピッチャーとして春夏連覇に貢献した島袋洋奨さん(20)=中央大2年=も参加した。久しぶりに会う仲間との交流に「楽しい」と笑顔を見せ「一社会人としての自覚を持ち、しっかりとした人間になりたい」と抱負を語った。また、東都大学野球リーグでは「1、2年では結果が出ていないので、ことし春から結果を出したい」と意欲を見せた。
 我喜屋理事長は「まばゆいばかりの20歳の皆さんを迎え、うれしく思う。20歳の誓いを再確認し、目標に向かって歩んでほしい」と新成人を激励した。
 祝賀会では、新成人が料理を囲んで会話に花を咲かせ、笑顔で記念写真を撮っていた。甲子園での活躍や学校生活の思い出がスライド写真で上映されたほか、タイムカプセルで保管していた品々が公開され、当時を懐かしむ様子も見られた。