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宮古島ミヌズマ遺跡 「14世紀に集落」確認

住宅の柱跡などが見つかったミヌズマ遺跡=23日、宮古島市平良松原

 【宮古島】宮古島市平良松原のミヌズマ遺跡で、記録調査が進んでいる。これまでに人骨2体や建物跡少なくとも2基、貝塚などが見つかっており、14世紀に集落があったことが確認された。かつて集落が存在していたという文献や伝承を裏付けるものとなった。

 ミヌズマ遺跡はほ場整備される予定で、2012年11月から記録調査が行われている。赤土の地面には穴などがくっきりと残されている。規則的に並べられた六つの穴の底には石が敷き詰められており、木の柱を立てた建物跡とみられる。建物跡のすぐそばからは埋葬されたとみられる人骨も見つかっている。
 宮古では、14世紀に与那覇原という勢力が進軍する際に各集落を滅ぼしたという伝承がある。今回の調査では実際に攻撃を受けて滅びたかは分からないが、15世紀以降の遺物は出土していないという。
 調査責任者の同市教育委員会の久貝弥嗣さんは「調査が進めば、集落の空間的な利用方法などが分かってくる」と期待をかけた。
 宮古では、ほかに14世紀の遺物が大規模に出土する遺跡として住屋遺跡や高腰遺跡などが知られている。調査はことし3月13日までに約1万2千平方メートルを対象に行われ、2013年度からは周辺の約2万5千平方メートルを予定している。



琉球新報