キングス粘り再逆転 bjリーグ第34戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=25勝8敗)は24日、愛知県の豊橋市総合体育館で浜松・東三河フェニックス(同地区4位=23勝14敗)と今季第34戦を行い、78―69で勝利、2連勝した。

2位の島根とのゲーム差は2のまま。立ち上がりは前日同様、接戦となったが、第2クオーター(Q)で水を開けられ32―45で前半を終えた。第3Q終了間近に並里成のシュートで逆転したが、その後も競り合い浜松にリードを許した。第4Qの2分すぎ、テレンス・ウッドベリーの3点シュートが決まり再逆転。フリースローも決まり、9点差をつけて逃げ切った。キングスの次戦は、3月2、3日に宜野湾市立体育館で横浜ビー・コルセアーズと2連戦を行う。
 2日続けて接戦を制したキングス。終了時の点差は前日より広げたものの、盤石の勝利とは言えなかった。第4Qの2分すぎにテレンス・ウッドベリーの逆転3点シュートが決まって初めて、勝利の手応えをつかんだ。
 第1Qは半ばまでリードしていたものの、じりじり差を詰められ1点を追う立場で終了。第2Qに入ると、守勢に回る場面が目立った。アンソニー・マクヘンリーのシュートなどで反撃したが、相手の守りが堅く、45―32で前半を折り返した。
 第3Qでは小菅直人の3点シュートなどが決まって追い上げ、残り2分ほどで逆転に成功した。しかし、相手にリードを許して終了。第4Qの序盤でテレンス・ウッドベリーが3点シュートを決めて再逆転。続けざまにシュートも決め、流れを完全に引き寄せ、そのまま逃げ切った
 「40分間アタックし続けた結果」と遠山向人HC。最後まで気を抜かず、粘ってつかみとった勝利と言えよう。また、今後への好材料として挙げられるのがフリースロー。遠山HCが言うように、30本近くのチャンスが得られ、成功率も高かった。
 約1カ月ぶりのホーム戦となる3月2、3日の横浜戦では、西地区1位、昨季王者の貫禄を見せつけてほしい。

琉球ゴールデンキングス(26勝8敗)
78―69(19―20,13―25,25―14,21―10)
浜松・東三河(23勝15敗)

◆キングスらしい試合
 遠山向人HC(キングス)の話 昨日はパッシングからアウトサイドシュートへつなぐゲーム展開だった。今日もボールをうまくシェアでき、キングスらしいバスケットが展開できたと思う。40分間アタックし続けた結果が良かったと思う。フリースローのチャンスも多く得ることができた。