「沖縄支援に行く」 ストーン監督、訪問意義語る


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世界中から届く平和の千羽鶴を眺めるオリバー・ストーン監督=5日、広島市の平和記念公園

 【広島で与那嶺路代】広島県を訪問中のオリバー・ストーン監督は5日、広島市の平和記念公園を訪れ、原爆ドームや原爆の子の像などを見学した。

その後、反核運動を促進する、世界の自治体が集う平和市長会議に登壇し「原爆投下から68年がたつ。世界の軍事強化を終わらせる時期に来ている」と強調。「例えば在沖米軍基地を閉鎖するなど、われわれは行動を起こすべきだ。沖縄の人々は基地をなくすために何十年も闘っている。彼らを支援するために沖縄に行く」と沖縄訪問の意義を語った。
 ストーン氏は平和団体の集会にも参加し「戦後68年の間に人々は国のうそに慣れてしまった。うその中で歴史を認識していくことが心地よくなっている。それを変えるには時間がかかるが、向き合わなければいけない」と呼び掛けた。