政治

米軍は無条件で去れ OKINAWAへ海外識者メッセージ(4)

ケビン・マーティン氏(ピース・アクション事務局長)

◆ケビン・マーティン氏(ピース・アクション事務局長)
 約10年前に平和団体のゲストとして沖縄を訪ねた時、これまで見た中で最も美しい場所の一つだと感じた。だが美しい海など、その景色を上回った唯一のものは、気高く美しく、寛大で、友好的で平和的な島の人々だった。そしてあの美しい平和祈念公園を訪ねた時、第2次世界大戦で命を落とした人々に祈りをささげる誓いの記念碑(平和の礎)が波のように並ぶのを見て、自然と涙があふれた。そして沖縄の人々の歴史と文化に引き付けられた。

 普天間飛行場を見渡すことができる場所から、巨大な輸送機がアパートのすぐ上を飛び交い、タッチ・アンド・ゴー訓練をしているのを目の当たりにした。世界でも最も美しい場所の一つに恐ろしいほどの米軍基地が集中していることに、非常に気を悪くした。
 われわれは沖縄から米軍基地を撤去することを求め続けている。普天間飛行場を閉鎖する代わりに辺野古に新たな基地を建設するのは、受け入れられない解決策であり、彼らは無条件で島を去らなければならない。
 残念ながら、沖縄の米軍基地はアジア太平洋に軍事力を傾ける米軍の見当違いの「リバランス(バランスの取り直し)」や「ピボット(アジア旋回)」戦略に組み込まれている。オバマ大統領と安倍首相の政策は中国を孤立させ、北朝鮮を脅そうとするものだ。だがそれは人々の願いを体現するものではない。日本と米国の人々はそれぞれの国が互いの文化や歴史を尊重し、絆を深め、経済的にもつながり合うことを求めている。
 これらの結び付きを強めることこそがアジア太平洋で最も重要なことだ。大きな基地を新たに建設することではない。われわれは沖縄の人々と共に、新たな基地建設と軍事主義の台頭に対し、反対の意思を示し続ける。(随時掲載)
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 ケビン・マーティン 米国最大の平和・軍縮団体「ピース・アクション」(会員10万人)事務局長
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