輝く稲穂、収穫に汗 豊作に農家笑顔


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黄金色に輝く米を収穫する農家=4日、金武町屋嘉

 【金武】県内有数の米どころ、金武町では一期作の米の収穫が始まっている。4日も屋嘉の田んぼでは、真夏の強い日差しが照り付ける中、農家総出で稲刈りに汗を流した。屋嘉や伊芸では、道端のガードレールに干した稲がずらりと並び、道行く人の目を楽しませている。

 伊藤智博さん(77)の田んぼには「ちゅらひかり」の稲穂が黄金色に輝き、夏風に揺れていた。伊藤さんは「4~5年ぶりの豊作だ」と笑顔。「雨が多かったが降っている時間は少なかったので、それほど影響はない」と話した。
 稲は刈り取り後、脱穀機でもみとわらに分けて、わらは綱引きで使用する地域に出荷する。屋嘉区には、既に与那原町や糸満市から注文が来ている。