社会

基地阻止 若者諦めず キリ学3年・知念さん、全国行脚し訴え

新基地阻止への若者の結集の大切さを訴える知念優幸さん=14日、名護市辺野古

 【名護】沖縄キリスト教学院大学3年の知念優幸さん(23)は、名護市辺野古への基地建設反対や沖縄の基地過重負担などの現状を発信するため、全国行脚をしている。「将来を担う若者だからこそ、新基地阻止を諦めては駄目だ」。現時点で、全国の高校、大学の授業や各市民グループの集会など全国約70カ所で講演をしている。

 知念さんは1年間休学し、ことし2月、鹿児島県から全国の旅を始めた。折り返しの北海道まで移動していたが14日に一時帰郷し、辺野古漁港で座り込みが続けられているテントを訪れた。「ブイ設置やボーリング調査が間近に迫っている。今、沖縄で声を上げないといけないと思った」と話す。全国での講演で感じたのは「沖縄への無関心」と「頑張ってね、という人ごとのような言葉」だ。基地負担には一定程度理解を示すが、一歩踏み込んだ言動が少ないという。しかし若者の中には「変わる人」も多く、同世代の可能性には期待を示す。
 2010年8月、沖縄キリスト教学院大学・短期大学の学生らでつくる「チーム琉球」を立ち上げた。同グループでは「沖縄を楽しく学ぶ」ことをテーマに、戦跡巡りや修学旅行生への平和ガイドなどを行っている。活動を通し、県内の学生らは基地への意識が高いと実感している。「抵抗し続けることは難しいが、何を残し、守るのかをしっかり考えていきたい」と決意を述べた。



琉球新報