劇的サヨナラに歓喜 「歴史塗り替えた」 沖尚応援団


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
夏の甲子園で初の8強入りを決め、喜びを爆発させる観客ら=20日、甲子園球場一塁側アルプス席

 【甲子園取材班】突き破った夏2勝の壁―。沖縄尚学が夏の甲子園で初の2勝目をもぎ取った。20日、8強入りが懸かった二松学舎大付(東東京)との一戦。九回裏、響き渡る「タケルコール」。主砲・安里健選手の劇的なサヨナラ打に、一塁側アルプス席は割れんばかりの歓声や拍手に包まれた。「歴史が塗り替えられた」。長年待ちわびた勝利をナインと共に喜んだ。

  3安打の活躍を見せた砂川修選手の父正美さん(52)は「チームが勝ったことが何よりうれしい。次も頑張ってほしい」と喜んだ。
 沖尚野球部OBで昨年まで、現エースの山城選手と“背番号争い”を繰り広げていた與座海人さん(18)は「沖尚の歴史が塗り替えられた。後輩を頼もしく思う」と話した。
 那覇市国場の同校には沖尚高と付属中の生徒ら約300人が集まり、スクリーン越しに声援を送った。森田真由さん(16)=同高2年=は「めっちゃうれしい。絶対勝つと思っていた」と声を弾ませた。