ハムスが沖縄進出 工業用ミシン製造


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 工業用の衣料品縫製機器を製造するハムス(京都市、宮地康次社長)はうるま市にある県の賃貸工場に新工場を設け、2015年1月に稼働を目指す。同社の沖縄進出は初めて。

当面、県内工場で縫製機器の部品を製造し、京都市にある本社工場で組み立てる。今後、機械を沖縄で組み立て、海外販路を開拓していく。
 新工場は従業員3~5人からスタートし、今後新規雇用も視野に入れて、技術者を育てていく。沖縄進出について、同社の担当は「保税がかからないため、コスト面でメリットがある」と話した。
 同社は1954年に創立、工業用自動ミシンを開発・製造している。製品の8割は海外へ輸出している。取引先は下着大手のワコールやジーンズ大手のリーバイスなど。