大型で強烈な台風20号が北上 大東島地方で強風続く


社会
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台風20号(3日18時現在)

 気象庁によると3日午後9時現在、大型で猛烈な台風20号は南大東島の南南東700キロ、那覇の南東900キロの位置にあり、勢力を保ちながら時速15キロで北北東に進んでいる。

 沖縄地方は強風域に入っていないが、中国大陸の高気圧と台風20号の間で気圧の差が大きいため、3日は県内全域で風速15メートル以上の強風が吹いた。大東島地方は4日も強風が続く見込み。宮古島地方は4日明け方まで強風が吹くとみられる。
 沖縄地方が強風域に入る可能性は低いが、本島地方や八重山地方でも4日、やや強い風が続くとみられ、気象台では各地での強い風に注意を呼び掛けている。
 3日は、宮古島市の下地島空港で17・1メートルを観測。那覇と渡嘉敷や座間味を結ぶ高速船など複数の離島便が欠航した。4日以降の運航については各社が当日の朝に決める。
 中心気圧は910ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートル。台風の中心から半径150キロは風速25メートル以上の暴風域、半径500キロは強風域となっている。