沖高専ダブルの快挙 パソコン甲子園


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 全国の高校生や高等専門学校が、情報処理技術のアイデア、表現力、プログラミング能力を競う「第12回全国高校パソコンコンクールパソコン甲子園2014」(主催・会津大学など)の本選が8、9の両日、福島県の会津大学で行われた。

モバイル部門で沖縄工業高等専門学校の2チームがグランプリとベストアイデア賞のダブル受賞という快挙を果たした。
 全国から35組が参加し、書類審査を勝ち抜いた8組が本選に進んだモバイル部門では、アンドロイド搭載のスマートフォンの「夢のあるアプリ」を企画・開発した。今大会のテーマは「チャレンジ!!~苦手を得意にするアプリ~」。
 グランプリを受賞したチーム「きゃらめるぷでぃんぐ」(生田輪太郎君=3年、春木竜聖君=同、島袋瑞樹さん=2年)は、同時に複数のメニューを作れるレシピを表示するアプリ「テキパキッチン♪」を開発し、実用性が評価された。リーダーの生田君は「グランプリが発表された時にはメンバーと手を取り合って喜んだ。他の大会にも出していきたい」と、今後の飛躍を誓った。
 ベストアイデア賞を受賞した「ホワイトハッカーズ」(我如古拓史君、安慶名雄大君、知念響紀君=以上2年)は、鉄棒の逆上がりを練習するためのアプリ「Qoolqle(くーるくる)」を開発した。体のさまざまな場所に付けたセンサーから、本人の逆上がり時の動きを分析し、適切なアドバイスをする。本選当日は持ち運びのできる鉄棒を用意しアプリの説明をした。リーダーの我如古君は「周囲の助けがあってのアプリだった」と感謝した。