日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは6日、愛知県の枇杷島スポーツセンターで4位の湧永製薬と対戦し、25―27で敗れた。
通算成績は3勝1分け4敗となり、順位は5位のまま。
7日は愛知県知立市福祉体育館で7位のトヨタ紡織九州と対戦する。
コラソンは立ち上がりから守備が機能して前半を3点リードで折り返したが、後半はミスから流れを失い逆転された。
▽男子
湧永製薬(4勝1分け3敗)
27―25(12―15,15―10)
琉球コラソン(3勝1分け4敗)
◆痛すぎる4敗目喫す PO争いから一歩後退
琉球コラソンは前半のリードを守れなかった。4チームが同じ勝ち点で並んでいた3位争いから一歩後退。プレーオフ進出がかすむ、痛すぎる4敗目だ。
前半は得意の守備で相手の足を止め、速攻で畳み掛けた。一時は5点差をつけ、主導権を完全に握ったはずだった。「後半の立ち上がりが大事。前半以上に走ろう」。突き放そうという意識が空回りしたのか、不用意なミスを連発。相手に押し込まれてじりじりと形勢が変わった。
さらに決定的だったのは後半4分と同27分の7メートルスロー失敗だ。1本目は相手を突き放すために、2本目は奪われた2点のリードを詰めるため。どちらも試合を動かすシュートだったが、棚原良が決めきれなかった。痛めた足が万全でなかったエースは「後半から僕の動きが悪くなり、他の選手も攻撃が単発になってしまった」と悔しがった。
7日に戦うトヨタ紡織九州は、11月に引き分けた相手。「今日の負けは正直ダメージが大きいが切り替えるしかない」と棚原。チームの真価が問われる時が訪れている。