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健康こだわり食品開発 もとぶウェルネスフーズ 農産加工場が完成

 【本部】農業生産法人「もとぶウェルネスフーズ」(長濱徳勝社長)が本部町豊原の上本部飛行場跡地で進めていた農産加工場が完成、地元産のシークヮーサーやパパイアなどを原料とした健康飲料などの商品製造を始めている。より新鮮な熱帯果樹や農産物を加工することで、付加価値の高い商品開発を図る構想。売り上げ目標は初年度1億円、数年後は3億円としている。

 新加工場では原料の洗浄から、ペットボトルや瓶への充填(じゅうてん)、商品の包装など製造分野の全工程を行うことができる。500ミリリットルのペットボトル換算で1日当たり1万2千~1万5千本の製造が可能だ。
 多品種少量型生産が理想の一つ。沖縄ハム総合食品(読谷村)の商品を取り扱う形になり、既存品の製造を行いながら、「健康」に着目した商品開発による販路開拓を目指していく。地元の生産者約30人も事業に参画している。今後の展開について、長濱社長は「農家が農作物を再生産できるように安定した価格で原料を買い取りたい。そうすることで新鮮な原料も活用できる。地域発展に貢献したい」としている。
 加工場では医薬品レベルの製造・品質管理の国際基準GMP(適正製造規範)の取得を見据えており、充填室をクリーンルーム化しているほか、調合タンクから充填ラインについて自動洗浄、自動殺菌が可能な定置洗浄システムを導入、果汁・清涼飲料の瞬間殺菌装置も整備した。
 事業費は6億5千万円。敷地面積は約6500平方メートル、鉄骨1階建てで延べ床面積は約1500平方メートル。11月26日に落成式を開き、工場担当者や生産者、町関係者ら多数が駆け付け、地域活性化に期待を示した。加工場内は見学可能。問い合わせはもとぶウェルネスフーズ(電話)0980(51)7710。


完成し商品製造が始まったもとぶウェルネスフーズの農産加工場=2日、本部町豊原

もとぶウェルネスフーズ農産加工場が稼働。包装作業を行う従業員=本部町豊原


琉球新報