教育

富田さん総理大臣賞 全国高校弁論

 首里高校(横田昌和校長)2年の富田ともみさんと伊良波美春さんが3日、愛知県で行われた第61回椎尾弁匡(べんきょう)記念杯全国高等学校弁論大会(主催・東海高校)に出場し、富田さんが優勝の内閣総理大臣賞と文部科学大臣賞を受賞した。富田さんは「優勝は信じられなかった。とてもうれしい」と喜んでいる。

 大会は原稿を全国公募し、審査を通過した13校16人の弁士で競われた。7分間の弁論に加え、6分間の聴衆との質疑応答も採点基準となる。
 富田さんは「『今、生きている。』ということ」と題し、「命どぅ宝」の精神を伝えた。先天的に心臓に穴が開いていて「20歳まで生きられない」と子どものころに宣告されたが、穴が奇跡的にふさがったことから、「今、生きていること自体とても幸せに思えてくる」と語った。
 また、自殺や殺害の事件が増える現状への憤りや、脳性まひで車いす生活を余儀なくされているが笑顔で精いっぱい生きる女性に「人間本来の生きる姿」を感じて感銘を受けたことを発表した。
 伊良波さんは「人間性を尊重しよう」と題し熱弁、東海学園弁論部OB会奨励賞を受賞した。
 性同一性障害のある友達が差別や中傷を受けたことから、差別社会をなくすため踏み出さなくてはならない、と発表した。