延べ宿泊数0.2%減 県内7~9月


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 観光庁がこのほど発表した宿泊旅行統計調査によると、2014年第3四半期(7~9月、暫定値)の県内の延べ宿泊者数は前年同期比0・2%減の621万1930人泊となった。

ことし上期(1~6月)に続き、県内の延べ宿泊者数は減少している。7~9月までの減少要因は台風による宿泊のキャンセルが相次いだことだという。都道府県別で東京都、北海道、大阪府、静岡県に次ぐ全国5位だった。
 このうち外国人延べ宿泊者数は49・2%増の69万7490人泊で、東京都、大阪府、北海道、京都府、千葉県に次ぐ全国6位だった。
 県内の外国人延べ宿泊者数の構成をみると、台湾が33%で最も多く、次いで中国と香港がそれぞれ19%を占めるほか、韓国が13%、米国が7%。
 客室稼働率はリゾートホテルが84・4%の全国3位、シティーホテルが79・5%の11位、ビジネスホテルが76・7%の12位、旅館が52・7%の2位、会社・団体の宿泊所が11・3%の43位だった。
 宿泊旅行統計調査は、観光庁が07年から従業員10人以上の宿泊施設を対象に開始し、10年4月以降、従業員10人以下の施設も含めて調査している。観光庁が宿泊施設に調査票を配布し、調査対象施設が自ら調査票を記入し返送する。
 7~9月まで、県内の460施設に調査票を配布し、約180施設から回答があった。回収率は39・1%だった。