「太陽の花」のブランドで知られる県花卉(かき)園芸農業協同組合(宮城重志組合長)は3日、浦添市伊奈武瀬の同出荷センターで初荷出発式を開いた。出席した輸送業者や生産者は、中北部の集入荷センターに向かうトラックを見送った。集荷したキクなどは5日の初競りに向け全国へ出荷された。
宮城組合長は、2014年10月の台風の影響で被害が懸念されたが、12月の出荷金額は13億円(前年対比92・8%)と最小限の被害にとどまったことを報告した。その上で「昨年は天候に苦しめられた。しかし、組合員皆の不屈の精神のおかげで例年並みの13億円を記録した」と述べた。ことしの目標について「共に難局を乗り越えて年間売り上げ70億円という目標に取り組もう」と決意を述べた。