羽地の若い力発掘 名護市役所に人材育成チーム


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若い力を発掘し、羽地地域を発展させることに意気込むメンバーら=9日、名護市役所

 【名護】名護市羽地地域で活動する若い力を発掘して地域発展に結び付ける「羽地産業振興人材育成プロジェクトチーム」が9日、設置された。同日に市役所で辞令交付が行われた。同チームは羽地地域で活動するキーパーソン同士と連携し、地域行事や町おこし事業に取り組んでいく。

 チームのメンバーは松川圭さん(羽地支所)、玉里格さん(財産管理課)、伊波謙太さん(水道部業務課)、新城美海さん(企画調整課)、玉城みのりさん(商工観光課)の5人。全員が羽地地区出身で、今後、5人が中心となって羽地地域で活動する人々に声を掛けていくという。集めたメンバーを基に地域の代表らで構成する羽地振興会の下に青年部を立ち上げ、事業などを実施していくという。
 チームリーダーの松川さんは「15行政区を抱える羽地には、多種多様な仕事や芸能文化活動に力を入れている人が多い。地域との関わりを強めて、地域振興のために若い力をつなぎ合わせていきたい」と語った。
 市は2013年から、人事の見直しや事業費の確保などで支所機能の強化に取り組んでおり、同チーム設置もその一環という。