政治

辺野古ケーソン工事、本体部分で初契約 中断要請顧みず

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けて、辺野古沿岸部に護岸を建設するため、沖縄防衛局が29日までに、キャンプ・シュワブ内のケーソン新設工事(1工区)をゼネコンの五洋建設などの共同企業体(JV)と契約したことが分かった。移設計画に伴う埋め立て本体工事の契約は初めて。埋め立て予定区域の外周部の約3割に当たる護岸整備に着手する。

辺野古移設反対を訴えて当選した翁長雄志知事が工事を見合わせるよう求める中、国は海底ボーリング調査に続き、本体工事着工に向け作業を進めようとしている。
 防衛局は今回契約したケーソン新設の1工区を含め、中仕切り岸壁の新設など本体工事6件について昨年10月に入札を公告。1工区以外の5件の本体工事も近く契約する。ボーリング調査終了後、早ければ4月にも本体工事に着手する。
 1工区を契約した共同企業体の構成は筆頭の五洋建設のほか、清水建設、みらい建設工業。
 ケーソンは、埋め立ての護岸を形成する鉄筋コンクリート製の巨大な箱で、県外の作業場で製作し、海中に沈めて、洋上運搬する。移設予定地では、箱の中に大量の砂を投入して重量を増やして沈め、ふたを閉めて海底に固定する。
 ケーソン1基当たりの長さは52メートル、幅22メートル、高さ24メートルで重量は約7400トンとなる。今回契約した工事では、海底を整備した上でケーソン計6基を海底に固定する。
 JVへの契約額は131億500万円(税込み141億5340万円)。工期は2017年9月30日まで。



琉球新報