勝連城跡、端末で案内 4カ国語対応、解説も詳しく


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ポータルサイトを利用して勝連城跡を見学する関係者ら=14日、うるま市の同城跡

 【うるま】うるま市は勝連城跡の城郭内を案内するポータルサイト「世界遺産勝連城跡」を立ち上げた。日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で閲覧でき、国内外の観光客がスマートフォンやタブレット端末などを片手に勝連城跡の案内を受けることができる。

市は同時に城跡内に無料で利用できる公衆無線LANも整備し、観光振興につなげる考えだ。
 県内の世界遺産でウェブサイトと連動した案内を受けられるのは勝連城跡が初めて。サイトでは勝連城跡からの風景を360度の視点で見渡せるバーチャル映像や600年前の光景なども閲覧、体験できる。城郭内に設置された25の案内板のうち16カ所にはQRコードが記されており、スマートフォンなどの端末を利用すれば、歴史や史跡の解説などを受けることができる。
 14日のお披露目式には多くの関係者が参加し、ミスうるまの案内の下、勝連城跡を見学した。島袋俊夫うるま市長は「歴史や文化をより分かりやすく観光客に紹介できる。多くの誘客に貢献できるものとして期待している」と話した。
 うるま市は今後も公衆無線LANの接続環境やサイト内のコンテンツを充実させて、より多くの観光誘客に取り組む予定だ。