リゾ婚、最多1.2万組 経済効果は179億円


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県内リゾートウエディング実施組数の推移

 県が26日発表した2014年(1~12月)の沖縄リゾートウエディングの実施組数は、前年比10・5%増の1万2068組となり、3年連続で過去最高を更新した。

目標に掲げた1万3千組には届かなかったが、海外客は39・6%増の1122組となり、初めて1千組を突破。国内客は8・2%増の1万946組で、国内・海外とも2年連続で最高となった。
 ウエディングへの平均参列者数などから推計した来県者数は19万4256人で、経済効果は約179億5千万円に上った。県は誘客プロモーションによる認知度向上や海外就航路線の増加などを要因に挙げた。
 チャペルでの挙式の人気が高く、全体の7割を占めた。写真撮影だけのフォトウエディングは、年々増加傾向で全体の2割。
 外国人カップルが市町村窓口に婚姻届を提出し受理証明の発行を受けるリーガルウエディングは274組で、海外の24%を占めた。読谷村での実施が最多で、恩納村、国頭村、名護市と続いた。
 海外からは、香港が52・5%増、台湾が36・7%増と好調に推移。中国は52・8%増と大きく伸びた。割合でも香港57%、台湾33%、中国7%、韓国2%と続いた。国内客の地域別割合は、関東39%、近畿23%、中部16%だった。
 調査はリゾートウエディングを扱う県内関係企業60社を対象に実施、回答があった43社の数値を集計した。