全国高文祭 県勢、2部門で最高賞


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 【滋賀で黒田華】第39回全国高校総合文化祭第4日は31日、滋賀県各地で発表や表彰が行われ、郷土芸能で南風原高が最高賞に当たる文化庁長官賞優秀賞(2校)、次点の優良賞(2校)に八重山農林高が輝き、圧倒的な実力を見せた。

南風原高の優秀賞は9年ぶり2回目。マーチングバンド・バトントワリングでは西原高が2年連続で最高賞に当たる講評者特別賞(2校)を受け、30日に表彰された。囲碁では女子個人の赤嶺未優さん(普天間高1年)が10位、書道の山城静香さん(小禄高3年)が特別賞に当たる17位(40点)となり、県勢の健闘が光った。
 甲賀市あいこうか市民ホールで31日に開かれた郷土芸能の表彰式後には、南風原、八重農両校が、入り交じって歌い踊った。南風原の井上京香部長(3年)は「全員が気持ちを一つに最高の演技ができた」と声を弾ませた。同校は8月、国立劇場の公演に派遣される。
 マーチング2連覇の西原高は「一つの動きで感動を呼ぶようなショーを」と練習を重ねてきた。部長の金城あすみさん(3年)は「目標の2連覇を達成できてうれしい」と喜び、12月のマーチングバンドコンテスト3連覇へ意気込んだ。

全国高校総合文化祭郷土芸能部門で優秀賞に輝いた南風原高校の舞台「御結婚ぬ御祝」=30日午後、滋賀県甲賀市あいこうか市民ホール
全国高校総合文化祭マーチングバンド・バトントワリング部門で頂点に立った西原高吹奏楽部=30日午後、滋賀県野洲市総合体育館(県高校文化連盟提供)