100歳銀杯をメッキに、厚労省 長寿祝い品で経費節減


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100歳を迎える高齢者に贈られる純銀製の「銀杯」

 厚生労働省は26日、100歳を迎える高齢者に首相が贈る純銀製の「銀杯」(純度約99%、8千円相当)を、経費節減のため、来年度から銅やニッケルを混ぜた洋銀製の本体に銀メッキを施したものに変える方針を固めた。

 一つ当たり約3800円と経費が半額程度に抑えられ、事業費の総額は昨年度の約2億6千万円から約1億5千万円に削減できる。形や大きさは変更しない。来年度は約3万5千人が贈呈の対象になると見込んでいる。
 厚労省は贈呈品の廃止も検討したが、担当者は「継続を希望する国民の声もあり、材質を変えることにした。見た目は変わらない」と説明している。
(共同通信)