豪雨による除染袋流出240個に 福島・飯舘、さらに増加も


社会
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 東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染廃棄物を入れた大型の袋が豪雨で福島県飯舘村の河川に流出した問題で、環境省は12日、流出が計240袋に増えたと発表した。このうち113袋を回収し、袋が破れて中身が流れ出すなど周辺環境への影響がなかったか確認を急いでいる。

 12日午後6時現在の調査結果を集計した。村内には道路の通行止めが続くなどして調査ができていない場所が残っており、今後流出数はさらに増える可能性がある。
 望月義夫環境相は12日、福島市内で記者団に「総力を挙げて実態を把握し、回収をしっかりと進める」と述べ、対応を急ぐ考えを示した。
(共同通信)