旧二十日正月で厄払い 宮古島


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集落内の広場で舞う獅子を見る住民ら=2月27日、宮古島市城辺比嘉

 【宮古島】旧暦1月20日に当たる2月27日、宮古島市城辺の比嘉地区で伝統行事「旧二十日正月(パツカショウガツ)祭」が催された。2頭の獅子が集落を回り、安全祈願と厄払いをした。行事では比嘉地域総合施設に住民らが集い獅子舞を披露。クイチャーを踊った後に集落内を一周。大型ダンプカーやハーベスター、トラクターを買った家へ行って獅子舞を踊り、厄を払った。

 大型ダンプを購入した下地修さんは「祈願してもらってよかった。これで安心して使うことができる」と感謝していた。
 旧二十日正月は明治時代に字有地の山林をめぐる士族と平民の長い訴訟が1912年に和解したことを記念、翌13年旧暦1月20日から始まったとされる。