“梅雨の花々”競演 渡嘉敷島


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 【渡嘉敷】渡嘉敷村渡嘉敷島の大谷林道を散策したりドライブしたりすると、沿道に梅雨時季の5~6月に見頃を迎える在来種の自生植物の花々を楽しめる。ツル性の低木のコンロンカ(アカネ科)は緑葉に交じり白葉が一層に目立ち、枝先の中央に小さな黄色の花を咲かせている。

 白いかれんな花を咲かせるイジュ(ツバキ科)やゲットウ(方言名・サンニン)も満開で花の香りに引き付けられる。また、クロツグ(方言名・マニ)はヤシ類の仲間で花はブラシ状の鮮やかな黄色い花を咲かせ、ビー玉状の果実を付ける。

 渡嘉敷島戦跡巡りツアーで訪れた野島礼子さん(42)=福岡=は「本土にはない花々を楽しめた」と話し、撮影していた。(米田英明通信員)

コンロンカ
イジュ

ゲットウ
クロツグ