こどもの国ホワイトライオン 名前は「セラム」


この記事を書いた人 琉球新報社
「セラム」をなでる末武昊大君=4日、沖縄市の沖縄こどもの国

 【沖縄】沖縄市胡屋の沖縄こどもの国に3月、東北サファリパーク(福島県二本松市)から贈られた雄のホワイトライオンの命名式が4日、沖縄こどもの国で開かれた。公募で寄せられた4850件の中から、沖縄市立高原小4年の末武昊大君(9)の「セラム」が選ばれた。

 公募ではレオ、シロ、ムーン、セラム、ライトの五つが多く寄せられた。同名の応募者の中から、抽選で1人を命名式に招待した。5人は、水面に浮かぶ「浮き」に候補名を書いてホワイトライオンに向けて転がし、ホワイトライオンが抱きかかえた浮きの名前が選ばれた。

 セラムはもともと、東北サファリパークの飼育員が誕生時に付けた名前。昨年11月14日のスーパームーンの日に生まれたことからアニメ「美少女戦士セーラームーン」から取った。

 末武君は「福島の人が付けた名前を受け継ぎたいと思った。元気に明るく育ってほしい」と笑顔を見せた。飼育員の島袋隆さんは「みんなのアイドルになってほしい」と話した。