琉球漆器など211点紹介 「沖縄の古美術とともに~岡信孝の日本画」開幕


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展示された作品を見る岡信孝さん(左から4人目)ら=16日午前、浦添市美術館

 浦添市美術館開館25周年記念展「沖縄の古美術とともに~岡信孝の日本画」(同美術館主催、琉球新報社共催)が16日、同美術館で始まった。横浜市在住の日本画家、岡信孝さん(82)が収集し、同美術館に寄贈した琉球王国時代の琉球漆器や木彫など141件211点と岡さんの日本画を紹介している。2月15日まで。

 岡さんは創作活動と並行して沖縄やアジア各地の古美術の収集を続けてきた。浦添美術館が開館した1990年、琉球漆器や琉球王家にゆかりのある酒器などを寄贈した。その後も葛飾北斎「琉球八景」の校合摺(きょうごうず)りを贈っている。同美術館への寄贈点数は200点余に上る。
 開幕にあたり岡さん、宮里正子館長、松本哲治浦添市長、宜保靖琉球新報社事業局長がテープカットをした。
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