コラム「南風」 愛するコザのまちづくり


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 コザ生まれでコザ育ちの生粋コザンチュの私がコザの街づくりに関わって12年がたちました。
 私は現在沖縄市の情報発信や地域資源を生かした体験プログラムの企画制作を行い、視察旅行や修学旅行の受け入れに沖縄市の誘致プロモーション、コザのナイトツアーや「ハロウィンタウンinコザ」に11日から始まる「沖縄チャンプルー博覧会」等を現場で手がけてきましたが、まずは自己紹介および現在に至るまでの紹介を行います。

 この仕事をする前はエンターテインメントの仕事を行っていましたが、多くの仕事は那覇ばかり。できれば愛するコザの街で仕事があればと思っていた時にコザの商店街関係者から仕事のオファーを受けました。
 それが平成12年に中央パークアベニューで企画実施した「ドリームショップグランプリ」で、これは沖縄県内外の方に夢の店舗企画書をコンペ形式で募集し、店舗家賃&住居家賃の1年分+50万円の賞金を授与するという全国初の試みでした。
 当時はテレビドラマ「ちゅらさん」効果もあり移住希望者が多かったのですが、広告費が全く無いため全国にPRできず悩んでいました。その時にお世話になったのが元新聞記者で現在はフリーライターの屋良朝博さんで、友人の東京新聞記者にお願いしてもらい無料で、5段(3分の1)に紹介記事を掲載してくれました。
 この面白い記事を紹介しようとワイドショーが取り上げてくれたおかげで、当初は全く取り合ってくれなかったテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等のマスメディア挙げて取材してくれて、瞬く間に全国に広がってゆきました。
 次回はドリームショップの店舗展開や現在の状況を紹介致します。
(喜納高宏(きなたかひろ)、コザ・インフォメーションセンター・マネージャー)