コラム「南風」 コザの人的資源


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 前回の続きでドリームショップグランプリのお話です。平成12年4月~18年3月まで行い、夢の店19店舗が開業しました。サンバ居酒屋を皮切りに魅力的な店舗がコザの街に開店しましたが、厳しい経済状況のなか現在は7店舗のみとなりました。

 しかし閉店はしましたがコザの祭りにサンバが定着したり、音市場の音響スタッフになったり、現在沖縄市が計画している「エイサー会館」の礎になる店主など人的資源を多く輩出しました。
 また閉店した「コザクラ」には多くの観光客や外国人が集い、地元の人々と交流が生まれ現在の「コザ漫遊国」ができました。
 コザ漫遊国とは、コザに住む住民たちがブログを活用して地域情報を発信するブログサイトで、2006年7月にスタートしました。コザの開業医の故・源河茂先生が初代議長で、他にも八百屋さんやホテルマン、めがね屋さんなど街の人々がそれぞれの視点でコザの地域情報を発信しました。
 ブログが認知され始めた当時、コザ漫遊国の効果は絶大で、トップ画面の月間アクセス数が30万回あり、乏しかったコザの地域情報が一気に広がりをみせました。またコザクラに集う地域の人々がガイドになり夜の街を案内するコザ・ナイトツアーはココからスタートしました。話がそれてしまいましたが、人的資源がドリームショップを基点に生まれたのは確かです。
 話は変わりますが、アナタも魅力的なコザンチュになってみませんか? チャンパクの名物企画で国際的な大交流イベント「第3回世界のコザンチュ大会」が2月5日(火)午後7時からコザ・ゲート通りのアメリカンバーにて開かれます。出会えば皆コザンチュ! 定員は140万人? 予約は(電話)098(987)9606まで。皆さんのご参加をお待ちしています。
(喜納高宏(きなたかひろ)、コザ・インフォメーションセンター・マネージャー)