琉球新報社 最近、自転車にはまっています。ロードバイクを入手し、週末５０キロとか走って心地いい汗をかいています（少ないですか）。当然、人力なので体にいいし、環境にいい。
やんばるの道はロードバイク乗るには向いています。坂道を嫌う方もいらっしゃいますが、乗り慣れてくると起伏がないと物足りないし、トレーニングにならなかったりするので、坂があった方がいいのです。人生と同じで平凡よりも山あり谷ありの方が楽しいのです（多分）。話を元に戻して、比較論ではありますが中南部に比べて交通量が少ない点でも自転車に向いているのです。
まちづくりの話です。世界的には自転車の活用は、まちづくりの上で重要なポイントの一つです。ライフスタイルに関わってくることであり、都市の基盤整備に関わってくることだからです。私も仲間と一緒にまちづくりの一環として「自転車を通したまちづくり」つまり「もっと身近に自転車を！」と取り組みを始めました。例えば週末サイクリングや「サイクリングで合コン」（サイコン？）など、今後初心者目線で楽しいイベントをつくっていきます。もちろん競技者向けのイベントも。
自転車道等のハード面の整備とそれ以外のソフト面の取り組みをバランスよく進めていくことが理想です。私たちにできることはソフト面ですので、新たなライフスタイル提案のつもりで楽しく乗って仲間を増やしていければ最高です。
やんばる路がますます楽しいドライブ・ツーリングコースとなるように取り組んでいきます。そして皆さんの街でも。
最後に、車を運転している皆さん、道路で自転車に遭遇したら優しく見守ってあげてください。そして自転車乗りも同じく、交通弱者優先で。道路はみんなのもの、だからです。
（末吉司（すえよしつかさ）、ＮＰＯ法人ＨＩＣＯ理事長）
