大学を卒業し、教員免許を取得したにもかかわらず、明日の仕事があるかも分からない世界に身を投じたのには三つの理由があるからです。
一つ目は「死ぬ間際で後悔したくない」からです。結果がどうあれ、やりたいことができずに一生を終えても成仏できません。
ゲームのように何度も生き返れば良いのですが、「死ねば終わり」が現実です。そうかと言って、死なないためばかりを考えて挑戦しないのは、生きる面白みに欠けると思います。
私は多少の危険を冒してでも、夢の実現に集中し、結果を得るために最善を尽くす生き方が好きです。
二つ目は「やり直しは死なない限りできる」と考えるからです。それも若い時ほど、比較的容易にやり直せます。若ければ、身体を自在に操れるし、守るものが少ない分、挑戦しやすいはずです。
年を取るほど老化が進み、家族を守らなければならず、危険を冒しづらくなると思います。ただやみくもに行動してもあまり意味はありませんが、欲しい結果を得るためのプランを基にした挑戦は、良い学びの機会を与えてくれます。だから私は「今」挑戦します。
三つ目は「不安定に強い人間になりたい」からです。形があるものはいつか壊れます。特に変化の激しい現代では、「当たり前」と呼ばれるものが日々変わっていきます。
そういう時代だからこそ、私が先陣を切って、いばらの道を軽快に進み、自分を支えてくれる仲間が安心して、力を発揮できる環境を整えることができる人間になりたいのです。
このような思いのため、これまで多くの皆さんにご迷惑を掛け、たくさんのご指導をいただいております。
だからこそ早く結果を出し、世の中に恩返しできる人間になりたいと考えています。
(伊狩誓志、ストリートダンス講師)